鴨木玲子写真展 「私の行方」 ヲルガン座廃墟ギャラリー

 今迄、鴨木玲子の行方シリーズは、広島の「バー・スワロー・テイル」、東広島の「広島大学西図書館ロビー」、松江の「県立美術館ギャラリー」、広島パルコ本館地下1Fのカフェ「カシェカシェ」※と何回か見てきた。
 昨日(23日)は、私がフライヤーの情報を読み違えていて、見ることが出来なかった。今回の展示は、今までと違って、「私の行方」とされていているが、ほぼ「行方シリーズ」の内容で、多少の付け加えがある程度だろうと思ったから、今回はパスしようかと思った。しかし、ヲルガン座を見るだけでもいいと思い、仕事終了後、広島まで急いだ。

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 会場の「ヲルガン座」、初めて入った。

 ところが、この展示が素晴らしい。感動した。本当に見に行ってよかった。廃墟ギャラリーの常連の男性は、天井を見上げ、「今迄で一番、一二を争う展示の良さ」と賞賛。

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 先ず、「水洗している写真」に、ビックリ。写真の現像処理をした人ならこれを見ると、「水洗」を思い出すだろう。そんな感じ。この写真、ストロボは焚かず、増感(今となっては死語かもしれないが、露光が不足した場合、現像時間を2倍に伸ばす、現像液の温度を上げるなどして感度を上げる)して粗粒子。

 奥の部屋に入ると、「お風呂に入って、見てください。」と書いてあり、天井の作品を見上げるようになっている。

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( この写真はアキの自写像 )

 こんな風変わりな見方は、白樺美術館でオオシマの大きな顔の絵を床に寝転んで見たとき以来。

 色々、趣向が凝らされており、作家を撮った写真のコーナー、歌と落書きのコーナー、鹿シリーズのコーナー‥‥。

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 鴨木玲子の歌は初めて聴いたが、ロックな歌で今回の「行方シリーズ」をやりきる作家の魂が感じられる。椎名林檎の「丸の内サディスティック」の前奏は好き。
 シンガーソングライター岡村孝子の歌に”可愛い顔してあの娘 ラララ やるもんだねぇ と”との一節がある。トヨタの小型車のテレビコマーシャル(?)で、駐車場のおじさんにキスして車を入れさせてもらったり、両手に荷物を持っていて脚で蹴って車のドアを閉めたり‥‥。この「ロックな歌と可愛い作家」のギャップは、この岡村の歌を連想させる。
 ( リーフレットより作家の写真 )
 今回の展覧会はデザイナー**の作品で立派なリーフレットが創られているが、作家の写真が使われている。少し「大人びた顔」、「行方を不安に想う雰囲気」に意図して撮影されているよう。本当の作家は左下の小さい写真のように自然で優しい姿。
 その人が、可愛いかどうかと言うこととその人の行動が可愛いかどうかと言うことは、あまり関係がないと思う。それ以上に、その人の作品がどうかと言うことには、関係がない。関係があるのは、「タバコ屋の看板娘」。タバコは、何処の店で買っても値段は同じだし、品質も基本的に同じはず。だから、「可愛い看板娘」がいるタバコ屋の方が、よく売れるらしい。
 次の記事は、「タバコ屋の看板娘」の話です。 ==== 2011/09/29追記 ====


 会期、あと1日を残すのみとなったが、是非お薦めです。

 わたしの行方

 2011年 9月20日(火) ~ 9月25日(日)
    平日 17:30 - 24:00
    土日 11:30 - 24:00

 音楽喫茶ヲルガン座 廃墟ギャラリー
   730-0805 広島市中区十日市町1丁目4-32森本ビル4F
   http://www.organ-za.com/


※   あ な た の 行 方

         2011年 9月 1日(木) ~ 9月30日(金)
            10:00 - 20:30
         広島PARCO本館B1F cache cache
           730-0035 広島市中区本通10-1 BF1
           http://ameblo.jp/cachecache/

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