奥山民枝 太陽の見え方

 小雨が降りだしたので干した白菜を採り入れに外に出て、太陽を見た。輪郭ははっきりせず、薄い霧雲の奥で明るく光を放射している。1秒と見ていられない耀き。それが形も色合い正に「奥山民枝」。

 今までもこんな状態の太陽を見た事はあるかもしれないが、こんなフンワカとして少し新芽色がかったクリーム色の太陽は初めて意識して見た。小説家は翻訳家であると誰かが言ったが、つまり社会現象や自然現象を見て感動的な言葉に翻訳すると。昔、学んだことだが、文字の読めなかった人が識字学級で読めるようになり、「夕焼けがきれい。」と読めたとき初めて夕焼けの美しさに気がついたと。そのようなあり方で画家も翻訳家なのかもしれない。優しく明るい太陽はこんな色と形をしているんだよと教えてくれる、翻訳家。

 奥山民枝の太陽や雲の絵を見て抽象画を見るような気分になっていたことがあった。あんなに克明に太陽を見たとおりに描いていたのに!

 礒江毅が、「物は見ようとしたときにはじめて見えてくる」と言っている。現在奈良県立美術館で開催中の「礒江毅=グスタボ・イソエ ~マドリード・リアリズムの異才~」のポスターのタイトルの下に記された言葉。

 勤労感謝の日、久しぶりに家でゆっくりすることになった。娘の相手をしながら、「紅の豚」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」と場合によれば、「風の谷のナウシカ」を観る。八千代の丘美術館(日本画絵の具作りのワークショップ)やヲルガン座に行きたかったが‥‥。

 今日は、夕方都合がつき次第、光明寺會舘。小野環さんのスライドショウ「伊・仏の旅」

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